ABOUT “PEANUTS” “ピーナッツ”とは?

  • ピーナッツとは
  • ピーナッツの歩み
  • 原作者

「ピーナッツ」は、原作者チャールズ・M・シュルツが1950年から2000年までアメリカの新聞紙上で連載した大人気コミック。何をやっても裏目に出てしまう内気な少年、チャーリー・ブラウンとその仲間たちを描いたコミックだ。そう、スヌーピーはチャーリー・ブラウンの飼い犬であり、主人公ではない。もちろん作者のシュルツもスヌーピーの人気を認識していたが、スヌーピーが主役にはならないようバランスを考えていたという。実は、連載開始当初はスヌーピーも普通の犬と同じように歩いていたが、次第に二本足で歩くことになる。また、彼自身がしゃべることもなかったのだが、開始2年後からフキダシで思いや考えを表明するようになった。 シュルツ自身はこのコミックを、前身となった作品と同じく「L'il Folks」というタイトルにしたかったのだが、同じような名の作品がすでに存在したため、配信社がシュルツの承諾を得ないまま「ピーナッツ」と命名。「取るに足らない」というような意味を持つこのタイトルを、シュルツが好きになれなかったというのは有名な話である。 「ピーナッツ」は大人が一切登場しない、子どもたちの世界を描いた作品でありながら、けっして完全な子ども向けではない。チャーリー・ブラウンと仲間たちの世界には、大人がうなるような人生の真理やウィット、皮肉が満ちあふれ、そのユニークさが大人も子どもをも虜にしたのだ。爆発的なヒットとなったコミックはシュルツが引退を表明した1999年12月当時、世界75カ国、21言語で2600紙を通して、累計3億5500万人もの読者をもつまでになっていた。数々の賞に輝き、1969年にはアポロ10号の司令船と月着陸をした宇宙船にチャーリー・ブラウンとスヌーピーの名がつけられ、数度にわたってTVアニメや劇場公開版アニメにもなり、南カリフォルニアのナッツベリーファームは「ピーナッツ」のテーマパークとして大人気を博している。スヌーピーたちをモチーフにしたキャラクターグッズは、いまも世界中で飛ぶように売れている。 日本では1969年から鶴書房が単行本を刊行し、新聞や週刊誌などでも連載。詩人・谷川俊太郎の名訳も手伝って、広く親しまれるようになった。