トルコのイスタンブールを出発し、フランス北端の町、カレーへと走る。
豪華寝台列車として世界的に有名なオリエント急行。その客室で、前代未聞の殺人事件が起こったー。
「ミステリーの女王」として知られ、小説の発行部数は世界で20億冊以上。ギネスブック「世界でいちばん売れた作家」に認定したアガサ・クリスティー。彼女の代表作で、そのプロットや結末がミステリー小説の歴史を変えたと評されるのが「オリエント急行殺人事件」だ。時を超えて読者を惹きつけて止まない傑作が、いま新たに完全映画化された!

その日のオリエント急行に乗り合わせたのは、国籍も身分も職業もさまざまな人たち。そこには、名探偵エルキュール・ポアロの姿もあった。しかし列車は大雪のために、橋の上で立ち往生してしまう。停まったままの列車内で深夜、アメリカ人の富豪が短剣により、多数刺されて殺害される。彼は命の危険をポアロに訴えていた。容疑者は、他の乗客全員。アリバイや証拠が複雑に絡み合うなか、ポアロが行きついた衝撃の真相とは……?

『シンデレラ』を大ヒットさせたケネス・ブラナーが監督を務め、彼自身が世界的に人気のあるエルキュール・ポアロ役を兼任。殺害される富豪のラチェットをジョニー・デップが演じるほか、ミシェル・ファイファー、『スター・ウォーズ』シリーズのヒロインであるデイジー・リドリー、さらにオスカー女優のペネロペ・クルスやジュディ・デンチら、これ以上ないオールスターキャストが実現した。誰が真犯人なのかわからないミステリーはもちろん、事件の裏に潜む深い人間ドラマでの、それぞれの名演技に注目だ。
アガサ・クリスティーの曾孫であるジェームズ・プリチャードが製作総指揮に名を連ねているのも話題。

65mmフィルムを使い、橋の上で停まった列車の大がかりなセットが作られるなど、撮影も破格のスタイルで行われた本作。ポアロの人物像を描く冒頭シーンや、列車外でのアクションなど、原作にはないエピソードも盛り込み、息をのむようなエモーショナルな結末まで突き進む。原作を知らない人は未体験のドンデン返しに目を疑い、原作を知る人は新たにアレンジされた演出で予期せぬ感動がもたらされるはずだ。

アガサ・クリスティー作品は日本でもこの「オリエント急行殺人事件」や、「そして誰もいなくなった」がドラマ化されるなど、近年、再びブームが過熱。20世紀フォックス映画も本作を皮切りに、すでに2作の映画化を進めている。
過去に例のないクリスティー・ブームの決定打になる、この『オリエント急行殺人事件』。
前代未聞のミステリーと、心を揺さぶるドラマに、オールスターの名演技が究極で結びつき、まったく新しいエンターテイメントが、ここに完成した!