グレイテスト・ショーマン

music
オリジナル・サウンドトラック

オープニングを飾る曲でエンディングでも歌われる。マイケル・グレイシー監督がベンジ・パセック&ジャスティン・ポールに提示したコンセプトは、「スティーブ・ジョブズのように並外れた人物が舞台に登場する瞬間を待っている時のように感じさせる曲」。パセック&ポールは6曲作ってもしっくりくるものができず悩んでいたが、グレイシー監督が即興で弾いたビートにヒントをもらい、パンチの効いたメロディと力強い歌詞を完成させた。

少年時代からチャリティに夢中だったバーナムが、彼女と一緒になる夢をかなえ、都会で暮らすまでの時間的な経過を物語る曲。ベンジ・パセックは、「自分が評価されていないと思っている青年が、どうやって自分を表すだろうかと考えた」と曲のコンセプトを説明する。「だからこそ、この曲には子どもらしい純真さがあるんだ」

ショー・ビジネスを始めるP.T.バーナムの夢や希望が詰まった曲。「バーナムが自分の気持を他の人に伝えたいと思った時の曲だと考えた」とジャスティン・ポール。「彼がこの曲をパフォーマーたちに伝えると、パフォーマーたちはそれを観客に伝え、観客は友人や家族へと伝えていく。こういうことを歌でやるのは楽しかったよ」

P.T.バーナムが、上流階級相手のショーで成功しているフィリップ・カーライルを自分のショーに参加させようと説得する場面の曲。ヒュー・ジャックマンとザック・エフロンにミュージカル風の対決をさせるという意図のもとに作られた。「ペースが速くてエネルギッシュ、それでいて共感できるものにしたかった」とジャスティン・ポール。「アコースティック・ギターの雰囲気があり、ウエスタン酒場での撃ち合い場面の感じになった」

P.T.バーナムのプロデュースでアメリカ・ツアーを行うことになったスウェーデン人の歌姫、ジェニー・リンドが、バーナムに対する誘惑的な思いをこめてステージで熱唱する曲。「これは飽くなき欲望についての歌だが、本当にパフォーマンスに頼った1曲だ。ダンス・ナンバーではないからだ。レベッカがひとりで、魅了する形で歌い上げる」とジャスティン・ポールが説明する。

上流社会に受け入れてもらえない現実を知ったバーナム一座のパフォーマーが、ショーの中で輝く自分たちを奮い立たせるように歌う曲。「世間からお前には愛される価値がないと言われても、自分を愛し、自分に自信を持つことが大切だと強調するには、とても強烈な女性の声による生々しいパワーが必要だと思った」とジャスティン・ポール。その期待に応えて、レティ役のキアラ・セトルが圧巻の歌声を聞かせる。

住む世界の違いを乗り越えて愛し合うフィリップ・カーライルとアン・ウィーラーのデュエット曲。「これは、フィリップが上流社会のルールを捨て去り、アンを追い求めようと決心した瞬間だ。彼は彼女に、自分にはもうルールは存在しないから僕と一緒に夢を見てくれないかと言う」と、ベンジ・パセックが説明する。曲の冒頭はフィリップのアカペラで始まるが、それを提案したのはアン役のゼンデイヤだった。

何をしでかすかわからないP.T.バーナムが安全な男でないと知りながらも、全てを尽くそうとする妻チャリティの気持ちを物語るラブソング。「この曲にはラブソングの陽気で快活な調子があるが、秘められた切望の気持ちもある。チャリティは、バーナムとの生活を自分で選んだものだとわかりながら、その暗い一面も経験している。ミシェル・ウィリアムズがその葛藤を繊細に演じている」とジャスティン・ポールが説明する。

何もかも失ったP.T.バーナムが、一座のパフォーマーたちに励まされ、もう一度家族を取り戻そうと走り出す場面で歌われる償いの歌。「この曲がとにかく好きなんだ」と語るのはマイケル・グレイシー監督。「最初のワークショップでヒューがこの歌を歌うのを聞いた瞬間、バーナムが誰のためにこれまで苦労してきたかを思い出し、家族の元へ戻ることにするというアイディアをヒューが見事に伝えていることがわかった」