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映画『デッドプール』

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INTRODUCTION

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ぶっちぎりの記録的大ヒット!世界120カ国*で、まさかのNo.1!
あの『アバター』や『アイアンマン』、『スパイダーマン』の記録を破ったのだから、どんだけ愛されてるんだ、この『デッドプール』?
※Box Office Mojo 調べ(3/3現在)

こんなヒーローを待っていた!お行儀のいい正義の味方はもう古い!?
能天気で無責任。口からとびだすのは毒舌ばかり。子どものようなギャグが大好きで、すぐにブチキレる。美女には弱く、自分のことを「俺ちゃん」と呼ぶ軽さ。そしてハローキティのグッズを愛用する、お茶目な一面も!人類を守るなんて正義感は最初からゼロ。あくまでも自分のため、あるいは報酬のために戦う。生死を分ける戦闘の最中も、おしゃべりは止まらない。しかもカメラに向かって映画の観客に語りかけるサービス精神(?)も満点。誰もが惚れるスーパー無責任男がついに日本上陸!

末期ガンだったウェイド・ウィルソンは怪しい組織に改造され、意思とは裏腹に不死身のパワーを身につける。しかし全身、見るも無惨な姿に…。変わり果てた容姿を隠して、最愛の彼女を影で見守りながら、彼はデッドプールとなり、組織への復讐を誓う…。

強烈かつアクロバティックなアクションが展開する中で、ウェイドと恋人ヴァネッサのまっすぐな愛や、ある悲劇からデッドプールとして生きるしかなくなった切実な運命など、ドラマチックな誕生秘話も描かれる。ただの豪快ヒーローではなく、等身大キャラとして共感させるポイントも多いのが『デッドプール』の魅力。

さらに『X-MEN』シリーズとのつながりや、同シリーズでおなじみの、あの大スターの意外な登場シーン、そして数えきれないほどの過去の映画からの引用など、映画ファンを喜ばせるネタも盛りだくさん!

ウェイド・ウィルソン/デッドプールを演じるのは、ライアン・レイノルズ。ピープル誌が選んだ「最もセクシーな男」で、あのブレイク・ライヴリーの夫だ!『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(09)でもデッドプール役を演じた彼は、長年、本作の実現を夢みてきた。今回、プロデューサーも兼任し、満を持して『デッドプール』を完成。前作“緑のヒーロー”の汚名をあっさりと返上し、本作はキャリア最高の当たり役になった。
彼の恋人ヴァネッサ役には、TVドラマ「HOMELAND」(11〜)でエミー賞にノミネートされ、「GOTHAM/ゴッサム」(14~)にも出演したモリーナ・バッカリン。宿敵のエイジャックスを『トランスポーター イグニション』(15)で、ジェイソン・ステイサムから主役を受け継いだエド・スクラインが演じている。さらにエイジャックスの片腕、エンジェル・ダスト役で『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)のジーナ・カラーノが、女子格闘技界の第一人者らしいアクションを披露する。製作総指揮を務めるマーベル・コミックのトップ、スタン・リーの、とんでもないシーンでのカメオ出演も観逃せない。

あらゆる点でアクションヒーローのイメージを覆す「規格外」のヒーロー、デッドプールに世界が夢中!

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タクシーに乗って目的地へ急ぐ、全身、赤いコスチュームの男。彼は運転手に、自分の名前を「デッドプール」だと告げる。到着したのはハイウェイの上だった。デッドプールは、そこで宿敵への復讐を果たそうとしていたのだーー

そこからさかのぼること2年。
ウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、かつて特殊部隊の有能な傭兵だったが、第一線を引退。好き勝手に悪い奴をこらしめ、金を稼ぐという、ヒーロー気取りの生活をしていた。

そんなウェイドが一夜の相手として知り合ったのが、娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)。最初のベッドインがあまりに“完璧”だったため、彼らは一年間の同居を経て、結婚を決意する。幸福な未来が待ち受けると思ったのも束の間、ウェイドは原因不明の痛みに襲われ、全身にガンが転移していると診断されてしまった。余命は、あとわずかとなりーー

激しく落ち込むウェイドに声をかけてきた男がいた。末期ガンが治せると聞かされたウェイドは、その男の誘いで、ある施設へ連れて来られる。そこでは余命宣告された者たちに人体実験がほどこされ、肉体を改造された被験者が、戦闘マシンとなって売られる、という恐ろしいプロジェクトが進んでいた。

施設を仕切っていたエイジャックス(エド・スクライン)は自らも無敵の肉体を手に入れており、ウェイドにさまざまな実験を課して、彼を改造していく。やがて、どんな攻撃を受けても回復できる肉体を手にするウェイド。しかし怒りが収まらない彼は、エイジャックスと激しく戦った末に施設から逃亡する。

実験のために、顔を含めて全身の皮膚がただれたウェイドは、ヴァネッサに素顔を見せる勇気がない。ボロボロの顔を隠すため、自らマスクを作った彼は、自分を「デッドプール」と名付け、エイジャックスを探すことにした。元の肉体に戻してもらい、もう一度、ヴァネッサと幸せな生活を送りたい……。

ウェイド=デッドプールは強い感情に突き動かされ、エイジャックスへの手がかりを見つけては、次々とその場で敵を倒していくのだった。

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CAST

ライアン・レイノルズ(デッドプール/ウェイド・ウィルソン、プロデューサー)

ライアン・レイノルズ(デッドプール/ウェイド・ウィルソン、プロデューサー)

1976年、カナダ、バンクーバー出身。カナダで俳優デビューし、アメリカへ進出して96年、TVドラマ「Xファイル」の第3シーズンにゲスト出演。その後、主人公の一人を務めたドラマ「ふたりの男とひとりの女」(98〜01)で一気に知名度を高めた。映画では『ブレイド3』(04)のハンニバル・キング役で注目を集め、『悪魔の棲む家』(05)、『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』(06)と立て続けに主役クラスで活躍し、スターの仲間入りを果たす。『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(09)でデッドプールを演じた後は、サンドラ・ブロックとの絶妙なやりとりをみせたコメディ『あなたは私の婿になる』(09)、ほぼ全編、一人芝居の『[リミット]』(10)、DCコミックスのヒーローを演じた『グリーン・ランタン』(11)など多彩な作品で活躍。その他の代表作は『デンジャラス・ラン』(12)、『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』(13)、『白い沈黙』(14)、『ハッピーボイス・キラー』(14)、『黄金のアデーレ 名画の帰還』(15)など。『クルードさんちのはじめての冒険』(13/未)、『ターボ』(13/未)といったアニメ作品では声優を務め、『テッド』(12)でのカメオ出演も話題になった。今後の待機作品はケヴィン・コスナーと共演した“Criminal”(16)などがあり、2016年5月から主演映画“The Hitman’s Bodyguard”の撮影に入る予定。TV制作会社「ダークファイア」を立ち上げ、コメディ映画『かぞくモメはじめました』(12/未)などを製作。プロデューサーとしても活躍している。私生活では04年に歌手のアラニス・モリセットと婚約するも、06年に解消。08年にスカーレット・ヨハンソンと結婚し、10年に離婚。現在の妻は女優のブレイク・ライヴリーで、14年には女児が誕生した。

モリーナ・バッカリン(ヴァネッサ)

モリーナ・バッカリン(ヴァネッサ)

1979年、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ出身。10歳の時に家族とNYへ移住。舞台で俳優としてのキャリアを始め、02年、SFドラマ「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」にレギュラー出演。同シリーズで演じたイナーラ・セラ役で映画『セレニティー』(05/未)にも出演した。その後、TVアニメ「ジャスティス・リーグ」(05〜06)、「The OC」(05〜06)、「GOTHAM/ゴッサム」(14〜)などの人気TVシリーズに出演。「HOMELAND」(11〜)ではエミー賞助演女優賞にノミネート。

T.J.ミラー(ウィーゼル)

T.J.ミラー(ウィーゼル)

1981年、米デンバー出身。スタンダップ・コメディアンとして活躍し、08年にはバラエティ誌の「注目すべきコメディアン トップ10」に選出。『クローバーフィールド/HAKAISHA』(08)、『アンストッパブル』(10)、『ガリバー旅行記』(10)、『エンド・オブ・ザ・ワールド』(12)、『トランスフォーマー/ロストエイジ』(14)などでコミカルな持ち味を発揮。『ヒックとドラゴン』(10)とその続篇、『ベイマックス』(14)では声の出演をしている。

ブリアナ・ヒルデブランド(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)

ブリアナ・ヒルデブランド(ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド)

1996年、米テキサス州出身。ウェブサイトのドラマシリーズ“Annie Undocumented”(14)に出演し、ミステリータッチの家族ドラマ“Prism”(15)や、同性の同級生に恋してしまった高校生を描く“First Girl I Loved”(16)といったインディーズ映画で主演を務めた。メジャースタジオの作品では、『デッドプール』が初出演作となる。

エド・スクライン(エイジャックス/フランシス)

エド・スクライン(エイジャックス/フランシス)

1983年、ロンドン出身。「Skrein」の名でミュージシャンとして活躍し、俳優としてはHBOの人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ 第三章:戦乱の嵐-前編-」(13)のダーリオ・ナハリス役で注目を集める。『トランスポーター イグニション』(15)では、前シリーズでジェイソン・ステイサムが演じた主人公役を受け継いだ。その他の出演作は『バトルフィールド』(15)、『タイガー・ハウス』(15)など。最新作はファッション・カメラマン役を演じた“The Model”(16)。

ジーナ・カラーノ(エンジェル・ダスト)

ジーナ・カラーノ(エンジェル・ダスト)

1982年、米ダラス出身。大学在学中にムエタイを始め、06年に総合格闘技に転向。デビュー戦でKO勝ちし、女子総合格闘技界の第一人者となる。映画は『ブラッド&ボーン 真拳闘魂』(09/未)に格闘家役で出演し、『エージェント・マロリー』(11)の主人公、無敵の女スパイ役で本格的に女優デビュー。『ワイルド・スピード EURO MISSION』(13)ではドウェイン・ジョンソンの役のパートナーを演じた。他の主演作は『ブライド・ウエポン』(14)など。

STAFF

ティム・ミラー (監督)

CGやVFXの分野で20年以上ものキャリアを積み、CM、ゲームのトレーラー、アニメーションなどさまざまな映像媒体で脚本・監督を手がけてきた。マイクロソフト社Xbox用ソフトのマーケティング・キャンペーン“Halo 4:Scanned”では立ち上げスポット映像を監督。共同脚本を務めた“Gopher Broke”(04)はアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされた。長編映画では、『スコット・ピルグリム VS.邪悪な元カレ軍団』(10)でVFXクリエイティブ・スーパーバイザーを務め、『ドラゴン・タトゥーの女』(11)のタイトル・シークエンスでクリエイティブを指揮。『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(13)のオープニング・プロローグを監督した。『デッドプール』(16)で長編監督デビュー。同作の世界的大ヒットにより、続篇の監督に名前が挙がっている。

レット・リース & ポール・ワーニック (脚本、製作総指揮)

高校時代から友人だった彼らは、15年以上にわたって仕事上の協力を続けている。ゾンビ映画としては異例の大ヒットとなった『ゾンビランド』(09)で2人は脚本と製作総指揮を担当。『G.I.ジョー バック2リベンジ』(13)の脚本も手がけた。今後の作品では、ジェイク・ギレンホールが火星に向かうSF作品“Life”の脚本や、クリス・プラット主演のアクション大作“Cowboy Ninja Viking”の脚色など、数本のプロジェクトに関わっている。単独の仕事では、リースがディズニーのアニメ『ダイナソー』(00)のストーリー制作に参加し、『モンスターズ・インク』(01)の脚本に協力。ワーニックはTVのリアリティ番組などを製作し、ニュースの仕事でエミー賞を3度受賞している。

サイモン・キンバーグ (プロデューサー)

1973年、ロンドン出身。大学の卒論プロジェクトで執筆した脚本『Mr.&Mrs.スミス』が05年に映画化されて大ヒット。その後、『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(06)、『ジャンパー』(08)、『シャーロック・ホームズ』(09)の脚本を手がける。『エリジウム』(13)、『チャッピー』(15)、『シンデレラ』(15)、『オデッセイ』(15)では製作、『X-MEN:フューチャー&パスト』(14)、『ファンタスティック・フォー』(15)では製作と脚本を担当した。今後の公開作では『X-MEN:アポカリプス』(16)で製作と脚本。アニメのTVシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」(14〜)でクリエイターと製作総指揮を務め、今後の「スター・ウォーズ」新作にも関わる予定。

ローレン・シュラー・ドナー (プロデューサー)

1949年、米クリーブランド出身。『スーパーマン』(78)などで知られるリチャード・ドナー監督と結婚し、映画業界に入る。以後、『ミスター・マム』(83)、『セント・エルモス・ファイアー』(85)、『デーヴ』(93)、『フリー・ウィリー』(93)、『ユー・ガット・メール』(98)、『エニイ・ギブン・サンデー』(99)、『タイムライン』(03)、『コンスタンティン』(05)、『リリィ、はちみつ色の秘密』(09)など、あらゆるジャンルの映画を製作。『X-MEN』シリーズは、『ウルヴァリン』2作を含め、全作品で製作を手がけている。過去30年間にわたって製作した映画をトータルすると、全世界で40億ドル以上の興行成績を上げたことになる。

ケン・セング (撮影監督)

『ステップ・アップ3』(10/未)で、革新的なセットでのダンス・シークエンスを3D映像に収め、注目を集めた。その他、手がけた作品は『REC:レック/ザ・クアランティン』(08/未)、『オブセッション 歪んだ愛の果て』(09/未)、『プロジェクトX』(12/未)、『バッドガイ 反抗期の中年男』(13/未)など。CMの仕事も多く、最近ではカナダのバドワイサーのキャンペーンで美しい映像を生み出した。

ジュリアン・クラーク (編集)

1977年、カナダ、バンクーバー出身。『第9地区』(09)、『エリジウム』(13)、『チャッピー』(15)と、ニール・ブロムカンプ監督作で編集を担当。『第9地区』ではアカデミー賞®編集賞にノミネートされた。その他の代表作は、『トゥルース 闇の告発』(10/未)、『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(11)、『プロジェクト・アルマナック』(14/未)など。

ジョン・フーリアン (ミュージック・スーパーバイザー)

『陽のあたる教室』(95)以来、70本以上の長編映画、TVシリーズなどを手がけている。代表作は『ラストサマ—2』(98)、『トレーニング デイ』(01)、『オースティン・パワーズ』シリーズ、『チャーリズ・エンジェル』シリーズ、『ジュリエットからの手紙』(10)、『LOOPER/ルーパー』(12)、『REDリターンズ』(13)、『ドン・ジョン』(13)、『ジョン・ウィック』(15)、『わたしはマララ』(15)、『サウスポー』(15)など。

ショーン・ハワース (プロダクション・デザイナー)

1966年、LA出身。プロダクション・デザイナーとして『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(11)、『エンダーのゲーム』(13)、ジャック・ブラック主演の“Goosebumps”(15)を担当。美術監督としては『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(01)、『チャーリーとチョコレート工場(05)、『M:i:Ⅲ』(06)、『トランスフォーマ—』(07)、『アバター』(09)、『トロン:レガシー』(10)、『マイティ・ソー』(11)など多くの超大作に関わってきた。

ジャンキーXL/トム・ホーケンバーグ (音楽)

音楽1967年、オランダ出身。94年にロックバンドのメンバーとしてオランダでデビュー。音楽プロデューサーとして98年にアメリカに拠点を移し、02年、エルヴィス・プレスリーのリミックスを世界的に大ヒットさせた。多くの人気アーティストの楽曲リミックスを手がけ、近年は映画のサウンドトラックを中心に活躍している。『バイオハザード』(02)や、アニメの「マダガスカル」シリーズなどに曲を提供し、作曲家として『ダイバージェント』(14)、『300〈スリーハンドレッド〉〜帝国の進撃〜』(14)、『ラン・オールナイト』(15)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)、『ブラック・スキャンダル』(15)、『X-ミッション』(15)、『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(16)などを担当。

PRODUCTION NOTES

役に組み込まれたライアン・レイノルズのDNA

恋人、敵、そしてミュータント仲間

刀で急所を一撃!アクションへの挑戦

傷だらけの顔、そしてR指定の選択

役に組み込まれたライアン・レイノルズのDNA

「デッドプールのようなキャラクターは他にいないし、ライアン・レイノルズはこの役のために生まれてきたみたいだ。」

そう語るのは、マーベル・コミックのレジェンドであり、今回、映画内に楽しいカメオ出演をしている製作総指揮のスタン・リー。「ロバート・ダウニー・Jr.が生まれながらのアイアンマンであるのと同じく、ライアン以外にデッドプール役は考えられない。」

当のライアン・レイノルズは、このキャラクターの多面性(しかも、ひねくれた面)を受け入れたという。「コミックブックの世界でデッドプールは、最悪のタイミングで大衆文化について絶妙なコメントを発する。つまり今の時代に生きる男なんだ。そこが限りない面白味になっている。ひねくれたユーモア・センスにも引き込まれるね」と語るレイノルズは、デッドプールの映画化を長年、支援してきた。彼は監督のティム・ミラーや脚本家のレット・リース、ポール・ワーニックと一緒にアイディアを検討し、製作期間中、ずっと映画の開発に深い部分で関わってきたのだ。

『デッドプール』で長編映画の監督デビューを飾るティム・ミラーも次のように語る。「このキャラクターにはライアンの人格やDNAが組み込まれている。もともと2人はよく似ていたから、ライアンはデッドプールに惹きつけられたんだろう。」

「ライアンにはユーモア・センスがたっぷりあるし、頭の回転が速い。このキャラクターは彼の中にすっかり溶け込んでいる」と話すのはレット・リース。「ある意味、彼は“デッドプール警察”だった。コミックを知りつくしたライアンは、脚本のトーンがずれたり、ぴったり来ない台詞を書いたりすると、 “そういうのはデッドプールらしくない”と指摘していた。多くのコミックブック映画は、音声ナシで見ても内容が分かるが、われわれは、デッドプールの声や、笑える意見を聞いてほしかった。『デッドプール』では、他のキャラクターが横から口をはさむことはできない。なぜなら、彼が気の利いた言葉を次から次へと発するからだ。」

マーベル・コミックのファビアン・ニシーザとロブ・ライフェルドは、デッドプールをスーパーヒーローらしくない態度の持ち主として作り出した。ライフェルドは、このキャラクターを映画化したフィルムメイカーの手腕を賞讃する。「『デッドプール』のアクションは迫力に満ちている。ライアン、ティム・ミラー、ポール、レットは10年分のコミックから良い物ばかりを掘り出して、それらを組み合わせて映画にした。これは、前進し続けるデッドプールの原典になる。」

ティム・ミラー監督は、時間を前後に行き来させることで断片的に物語を進めた。予測がつかない語り口だが、“口の達者な傭兵”=デッドプールを知らない人にもわかりやすいスタイルだ。その監督について、レイノルズはデッドプールに似た特徴があると打ち明ける。「ティムは、ウェイド・ウィルソンのように辛辣で、話し方や動作も似ている。ウェイドは悲劇のキャラクターでもあるから、派手なアクションとユーモアにペーソスを絶妙に組み合わせているんだ。とにかく僕らは、他の映画ではありえない自由を手にして、斬新なストーリーを語ることができたと思う。」

恋人、敵、そしてミュータント仲間

ウェイドの運命で最も共感を誘うのは、ヴァネッサ・カーライルとのラブストーリーだろう。ウェイドが会った時のヴァネッサは売春婦だが、2人は一緒に、もっと良い人間になろうと愛の生活を送る。モリーナ・バッカリンはヴァネッサ役を次のように説明する。「ヴァネッサは、私が今まで演じた人とはまったく違うキャラクター。頭が良くて、セクシーで、クール、そして男勝りなのに女らしい部分もある。スーパーヒーローの映画で、男性と同じようにタフで、自分の意見を持ち、ガッツのある女性キャラクターというのはとても斬新だわ。」

デッドプールの宿敵となるのは、エド・スクラインが演じるエイジャックスで、ウェイドを変身させる処置を考案し、彼を苦しめることに喜びを感じる男だ。エイジャックスの洗礼名はフランシス(デッドプールはこの名前を使って大いに楽しむ)。かつてウェイドと同じプログラムを経験した彼は、敏捷さと強靭さを備え、痛みを感じず、人の感情を理解しない人物となった。そのエイジャックスの右腕で“用心棒”のエンジェル・ダストを演じるのがジーナ・カラーノ。「エンジェル・ダストの超人パワーは、アドレナリンにアクセスして超人的な力を生み出す。自分の手綱を引くエイジャックスに、“さあ、準備できたわ。私にやらせて”と言うの」とカラーノは説明する。

これらの敵に対し、デッドプールの“ミュータント仲間”として登場するのが、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(NTW)とコロッサス。生きた核弾頭というパワーを持つNTWは、反抗的でクールな皮肉屋のティーンエージャーだ。彼女の指導を任されているX-MENの一人、コロッサスは皮膚を金属に変えることができるCG合成のキャラクター。「コロッサスがデッドプールの監視役で、彼の引き立て役として書かれていた脚本を読んで、椅子からころげ落ちたよ」と、マーベルのロブ・ライフェルドは喜びを隠さない。

刀で急所を一撃!アクションへの挑戦

型破りのスーパーヒーローを描く作品は、撮影現場でも予想外の雰囲気を生み出すことがある。スタン・リーが次のように語る。「ティム・ミラーとライアン・レイノルズが協力する様子を見ていると、映画に対してまったく同じ見方をしていることが分かった。私が『デッドプール』で自分のシーンを演じた時は、仕事をしていたことにも気がつかなかったほどだ。ティムはそれくらい、撮影をたやすいものにしてしまう。」

遊び心と容赦なしの暴れっぷりの組み合わせは、アクロバティックなアクション・シークエンスに反映された。「デッドプールは、マーベル世界の他のキャラクターよりもしなやかで敏捷に動く」と語るのは、ロブ・ライフェルド。「彼は考えるよりも先に、疾走する車に飛び乗り、屈強な男たちのグループをやっつける。しかもその間ずっと、軽口をたたき続けるんだ。」

ウェイドは戦闘訓練を受けた傭兵の出身で、新たに手にしたミュータント・パワーで肉体の再生が可能になる。スタント・コーディネーターのフィリップ・シルヴェラによると「デッドプールの戦闘スタイルは突拍子もないものだ。初めはデッドプールの戦略が意味をなすようには見えないが、最後にはうまく行く。番狂わせが生じるんだ。」

デッドプールの戦い方に、史上最高のボクサーの一人がヒントになったと語るのは、第2班ディレクター/スーパーバイジング・スタント・コーディネーターのロブ・アロンゾ。「ライアンとのトレーニングには、モハメド・アリの動きを取り入れた。アリは、打ち合いをしながらずっとしゃべっていたことで有名だ。ソニー・リストンやジョー・フレイジャー、ジョージ・フォアマンと戦った初期の試合を見ると、アリは相手に脅威を与えながらも、同時に気楽な態度だったことに気づく。ライアンのデッドプールは、遊び感覚で笑いを呼ぶような肉体の動きを見せつつ、ミットを構えると、ものすごい強打を繰り出すんだ。」

ある対決シーンでは、トレードマークの刀を振り回すデッドプールに、エイジャックスが2本の破壊力のある斧で応じる。「刀はハイブリッド・スタイルで作った」とシルヴェラは説明する。「伝統的な日本刀の使い方とは違う。日本と中国の剣法、それにカリ(フィリピンのマーシャル・アーツ)の一撃を組み合わせ、デッドプールに相手の急所や関節を狙わせるようにした。」

CGで制作されたのは、身長が7フィート(約2.1m)以上のコロッサスだ。エンジェル・ダストとの対決シーンは、実写でジーナ・カラーノのみを撮影した後、数ヶ月かけてコロッサスの映像が合成された。「コロッサスは全身が反射するから、3Dカメラを利用して彼の周囲で起きている動きをとらえた」と説明するのはVFXスーパーバイザーのジョナサン・ロスバート。「それを彼のボディに映る映像として使ったんだ。デッドプールがコロッサスの回りをぐるぐる走り回り、クレイジーなことをやるシーンは、ライアンの動きを、コロッサスの体に映ると想定して撮影したのさ。」

傷だらけの顔、そしてR指定の選択

デッドプールのズタズタにされた顔は、彼が受けた恐ろしい実験の結果だ。デッドプールがマスクを脱ぎ、その素顔をあらわにするシーンは、彼の人間らしさを見せる瞬間でもある。メイクアップ部門の責任者、ビル・コルソは、クリエイティブ・キャラクター・エンジニアリング部と協力して、この傷だらけの顔を作り出した。「単にズタズタの顔というだけでなく、クールな偶像的キャラクターに仕立てるため、メイクアップ・テストやデザインを何度も試みた」と語るコルソは、皮膚の下にある筋肉や血管、組織が見えるように、薄いシリコン製の透明のマスクをライアンに装着した。「エイジャックスと戦うシークエンスで、ライアンは生まれたままの姿なので、そのシリコンマスクで全身を覆った。洋服も詰め物もないから、生々しくて容赦のない戦いになったね。」

デッドプールが全裸で戦うほか、ウェイドとヴァネッサの濃厚なラブシーンや、デッドプールの止めどなく発せられるいかがわしい言葉はどれも、映画のR指定の要因となった。「R指定のおかげで、PG-13では不可能な現実味を出せたと思う」とティム・ミラー監督は告白する。「コミックブック映画が語るストーリーの範囲を拡大する重要な一歩だ。R指定だから作れるタイプの映画がある。そして今こそ、この手の映画を作る時期だという気がしている。」

映画『デッドプール』